2015年07月14日
ギリシャのサムライ債は無事償還
14日の日経新聞電子版によると、ギリシャは1995年に日本の債券市場で発行した20年物円建て債(サムライ債)を14日、期日通りに償還した。日本で同債券を管理するみずほ銀行が同日、明らかにしたそうである。
国内で海外の発行者が発行する債券のうち、円建てで発行される債券が「円建て外債」であり「サムライ債」とも呼ばれる。1970年代から発行されており、2014年の円建て外債の発行額は2.5兆円を超えている。
1995年にギリシャの20年物国債が円建てで発行されていた(9回債)。発行額200億円で、表面利率は年5.8%。1995年6月入札の20年日本国債の利率は3.7%であり、5.8%の利率は魅力的であったとみられ、個人を含め国内の投資家が積極的に購入したとされている。
しかし、過去の債務再編により民間向け債務には約50%の元本削減が実施され、14日に償還される額面は約116億円分となっていた。ギリシャ危機によるギリシャの格下げもあって、国内の民間金融機関はリスク回避のため、保有しているギリシャのサムライ債のほとんどを売却したとみられ、それを海外ファンドなどリスクの取れる投資家が購入した。償還される約116億円のサムライ債は主に国内外の一部金融機関やへッジファンド、個人投資家などが保有しているとされる。
ギリシャ全体の債務からみて約116億円と小さかったこともあり、ここでのデフォルトはギリシャとしても回避したかったとみられ、なんとか資金繰りをしたものと思われる。
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Posted by ビルケンシュトック キッズ
at 12:14